ChatGPTはオンライン英会話の講師よりも超秀逸!ただし、レッスンの進め方にはコツがある。

ChatGPTは超高性能だ。

英語も教えてくれるし、音声会話も自然で、声には場面に応じた抑揚まである。何でも答えてくれるて、24時間いつでも使える。

ChatGPTが英語に使える、音声会話も秀逸――これはすでに多くの人が知っていると思う。

でも、いざ英会話に使おうとすると、戸惑う。自由すぎて、どこから始めればいいかわからない。

黙っていると会話が止まるし、向こうから積極的に話しかけてくるわけでもない。

1351回受講

ただし、私には左記のアイコンの通り、DMM英会話(1回25分)を約4年間、毎日欠かさず続けてきた経験がある(最高位:レジェンド)。

そこで英会話レッスンの”型”を身につけた。というか4年もやれば、勝手に染みついた。

だから、この型になるようにこちらから少しの工夫をしてみた。その型にさえはめれば、思いの外うまくいった。

そして、ChatGPTは最高の英会話講師になった。

この記事では、私が実践しているレッスンの進め方と、その効果について具体的に紹介したい。

目次

オンライン英会話に感じていた、ちょっとしたストレス

私はオンライン英会話を4年間、毎日続けてきた。

だからこそ、「良いところ」も「地味に疲れるところ」も両方、実感としてよく知っている。

例えば、レッスンには予約が必要。

仕事や家事の合間を縫って、25分の時間を確保する。

意中の先生と時間が合わないことも多い。

予約が決まっても、そのために時計を気にし、少し前から待機する。

これは、ちょっとしたことだけれど、毎日のこととなると、意外と億劫になる。

先生との相性もある。

先生との会話は盛り上がる日もあれば、まったく弾まない日もある。

話が詰まると気まずくて、相手が一生懸命に話題を振ってくれているのが逆にプレッシャーになったこともある。

日本語が使えないという制限もある。

英語でどう言えばいいのか迷っても、その場で日本語で聞くことはできない。(日本人講師は追加費用がいる)

頭に浮かんだワードやニュアンスを英語で伝える、あるいは当ててもらう。これが難しい時もある。

文法や語彙の確認をしたくても、言葉が出てこなければ、ただ沈黙が流れるだけだ。

ただし、どれも決定的な不満ではない。

でも、この“ちょっとしたストレス”が積み重なると、あるときふっと「今日は休もうかな」と思ってしまう。

その1回が、継続を止めるきっかけになることもある。

私がたどり着いた、ChatGPT英会話レッスンのやり方

ChatGPTで英会話レッスンを成立させるには、こちらからレッスンの“型”を持ち込む必要がある。

逆に言えば、それさえあれば十分に機能する。私はオンライン英会話を3年間続けた経験をもとに、次のような流れに落ち着いた。

英会話の始め方(スマホ画面で解説)。

ChatGPTアプリ
立ち上げる。
 ↓
右下「」マーク
タップで会話が始まる。

話しかけると応えてくれる。
(会話中は丸の大きさが変わる)
 ↓
英語で話せば、英語のリプライ
日本語なら、日本語である。
脈絡なく急に変えても良い。

キャプション
が出るので便利。
 ↓
消したい場合
右上のCCをタップする。

まずは10分間、とにかく自分から英語で話す。

話題はなんでもいい。

昨日のこと、今日の予定、仕事や家事、親や子ども、健康や病気、最近読んだ本や聞いた音楽など、何かあるはずだ。

英語が詰まっても気にせず、とにかく自分で何かを発言する。

たとえ時々日本語に頼っても、それでもいい。

話が飛んだり、戻ったり、日本語と英語を行ったり来たりしていい。

なぜなら、チャットGPTはいつでも秀逸な合いの手を入れてくれる。

なお、10分間、英語で“自分のことを話す”という行為が、思った以上に脳を刺激してくれる。

10分でも馬鹿にできないし、次にその中から、学びを記憶にかえる作業へ進む。

継続は力なり、できれば毎日続けると良い。そして、話題は全く同じ内容を何回しても良い。一定数繰り返したものは体が覚える感覚となる。一生忘れない。

次に、その会話のサマリーをChatGPTにお願いする。

Could you make the summary of our conversation?

と頼めば、話した内容をきれいに要約してくれる。これがとても秀逸である。

これは、再生ボタンで何度もリスニングできる。

また、読解のトレーニングにもなり、自分の話した内容を客観的に振り返る機会にもなる。

さらに、そのサマリーから重要な表現や構文を5つほどピックアップしてもらう。

Could you pick up five important phrases from our conversation?

と聞けば、実用的で学習価値のある表現を抽出してくれる。

これは既製の教材よりも、自分にフィットしているから身につきやすい。

そして最後に、それらのフレーズを一つずつ音読練習する。

I want to practice my pronunciation of these phrases.

と伝えれば、発音もサポートしてくれる。

まず相手が発音し、それを真似する。必要なら繰り返す。うまくいかなければ、日本語で指示を出したらいい。

これだけで、単なる“会話”が、学びの“定着”に変わる。

オンライン英会話も概ねこの様なやりとりとなる。

これは王道でもあり、おそらくレッスンの手応えも感じてもらえるはずだ。

会話がそのまま自分だけの英語教材になる。

ChatGPTとの英会話レッスンで特に驚いたのは、「話した内容がそのまま教材になる」という点だった。

オンライン英会話では、会話はその場かぎりで流れていくことが多く、終わった後に何を話したか覚えていないこともあった。

ChatGPTではすべてのやりとりがテキストで残る。

たとえば、朝10分話したスクリプトを、昼休みに再読しながらもう一度リスニングしたり、自分で読み上げてみたりする。

つまり、自分が話したこと、詰まったところ、うまく言えなかった部分、逆に自然に言えた表現――すべてが“記録”されている。

そして、あとから何度でも読み返せる。

これは、復習の仕方を自分で工夫すればするほど、学習効果が深まるということでもある。

あるいは、抽出された重要フレーズだけを音読練習してもいい。

1日のなかで2回3回と触れることで、定着度は一気に上がる。

そのうえ、話題は全部“自分のこと”なのだ。仕事、健康、家族、習慣、最近の感想……こうした話題は、あとで振り返っても意味があるし、記憶に残りやすい。

教科書の例文よりも、自分が発した言葉のほうがずっと身につく。

だから、ChatGPTとの英会話は、「ただ話すだけ」で終わらない。“記録が資産になる”学習法なのだ。

余談だが、記憶の定着にはサイクルがある。

エビングハウスの忘却曲線的に言えば、3日後、週末、月末にもう一度見返しておくと効果的だ。

ChatGPTの会話はすべて保存されているから、それが可能になる。

この習慣さえできれば、あとは流暢に話せるようになるのは時間の問題だ。

しかも、月額3,000円で、回数無制限

ここまで読んで「でも、それだけできて高いんじゃないの?」と思った方がいるかもしれない。

でも、ChatGPTの有料プラン(ChatGPT Plus)は、月額3,000円。

これで、何回でも英会話レッスンができる。

私はかつて、オンライン英会話を毎日1回受けて、月に7,000〜8,000円ほど払っていた。

もちろん、その金額に見合う価値もあったと思っている。

けれど、ChatGPTは“予約不要・無制限・スクリプト付き”という条件でこの価格。比較にならない。

1日1レッスンどころか、朝・昼・夜と1日3回だってできるし、10分で済ませてもいいし、30分話してもいい。
時間も回数も、すべてが自分次第。しかも、そのすべてが記録に残り、復習にも使える。

金額だけで見ても安いが、「質」と「自由度」を含めれば、コストパフォーマンスは圧倒的だと私は感じている。

実際のレッスン事例

次に実際のレッスン事例の一部を次に紹介する。

ここでは、実際の私の会話(一部)、そのサマリーと、重要フレーズを取り上げる。

実際の会話の一部

昨晩のランニングで疲れが残ったことや、「カラマーゾフの兄弟」を読んだ感想などを話す。

How are you feeling this morning?

Good morning. I had a hard time sleeping last night.

I’m sorry to hear that. Was something bothering you, or was it physical fatigue?

I think I was just too tired. Because I ran about five kilometers yesterday evening.

That might be it. Sometimes when your body is overstimulated, it’s actually harder to fall asleep.

Yes, that happens to me sometimes. Even though I’m really tired, I can’t relax enough to sleep.

Maybe you could try stretching or taking a warm bath before bed next time.

That sounds good. I’ll give it a try.


By the way, how do you say「大審問官」in English?

You can say “the Grand Inquisitor.”

Grand… what?

Inquisitor.

Oh, I see. I just finished that chapter in The Brothers Karamazov. It’s a very famous chapter, right?

Yes, it’s a powerful chapter. How did you feel about it?

Honestly, I didn’t understand everything, but I could feel how serious and emotional it was.

That’s a common reaction. It’s very deep.

The part where the Inquisitor talks to Jesus really made me stop and think.

It’s one of the most intense scenes in the whole book.

Yeah, I feel like I need to listen to it again.

会話のサマリー

上記会話のサマリーを頼むと瞬時に作成してくれる。

You told me that you had trouble sleeping last night, probably because you ran about five kilometers in the evening. Although your body was tired, you found it hard to relax enough to fall asleep. We talked about trying stretching or taking a warm bath to help improve your sleep.

Then, you asked how to say 「大審問官」in English, and we discussed The Grand Inquisitor chapter in The Brothers Karamazov. You mentioned that while the chapter was difficult to fully understand, it felt very serious and emotional. The scene where the Inquisitor talks to Jesus left a strong impression on you, and you said you’d like to listen to it again.

5つの重要フレーズ

最後に5つの重要フレーズをピックアップしてとお願いすると、これも瞬時に作成してくれる。

Sometimes when your body is overstimulated, it’s actually harder to fall asleep.
→ 「体が疲れすぎていると、かえって眠れないこともある」
(条件節+実感表現の構造が使える)

Maybe you could try stretching or taking a warm bath before bed next time.
→ 「次回は〜してみるといいかもしれません」
(やさしい提案に便利な“maybe you could”構文)

How are you feeling this morning?
→ 「今朝の体調はどうですか?」
(丁寧な調子を保ちつつ自然な挨拶)

That’s a common reaction.
→ 「それはよくある反応です」
(安心感を与える短く万能な一言)

It’s one of the most intense scenes in the whole book.
→ 「この本の中でもっとも強烈な場面のひとつです」
(“one of the most 〜”の構文は読書感想に応用しやすい)


まとめ:ChatGPTは、最高の英会話レッスンパートナーになる

ChatGPTは高性能なAIだが、そのままでは英会話の先生にはなってくれない。

けれど、こちらが少し工夫して「型」を持ち込めば、驚くほど優秀なティーチャーになる。

雑談して、振り返って、フレーズを拾い、発音する――この一連の流れは、4年間のオンライン英会話経験があったからこそ見つけられた方法だと思う。

そして、それをChatGPTに適用したことで、レッスンはぐっと実りあるものになった。

何よりも大きいのは、「ストレスが一切ない」ということ。気を遣わず、詰まっても焦らず、日本語で確認できる。その安心感が、学習の継続につながっている。

記録が残るからこそ、復習もできる。そして、英語は“復習できる環境”があるだけで、定着率は大きく変わる。

習慣にさえなってしまえば、あとは自然と「話せる自分」に近づいていく。

もし、あなたが「英会話がなかなか続かない」「教材がしっくりこない」と感じているなら、ChatGPTを“話す相手”として取り入れてみてほしい。

それは、静かで、無理のない、でも確かな英語習得への道になるはずだ。

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この記事を書いた人

📚 オーディブルで学びと成長を楽しむアラフィフブロガー
✨ 自己啓発・英語学習・AI活用
🕰 隙間時間を活かして知識を深め、人生を豊かにする方法を発信中
📖 「オーディブル」「自己啓発×英語学習」で視野を広げ、「チャットGPT」で知識を深めています
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